Blog#2 ブックレビュー2026 8/2号

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 猛暑の候、みなさまいかがお過ごしでしょうか。みまた駅前鍼灸院、下村でございます。
 私事ですが、2週間ごとに図書館で本をお借りするのが習慣になっておりまして、2週間で読んだ本の所感などシェアさせていただきます。

今回の3冊

 今回読みましたのは、
①穐田 ミカ(あきた みか) 著
『そうだ!元気をもらいに、山の阿闍梨さまに会いに行こう。』(PHP研究所)

②塩沼 亮潤(しおぬま りょうじゅん) 著
『人生生涯小僧のこころ』(致知出版社)

③光永圓道(みつなが えんどう) 著
『比叡山大阿闍梨 心を掃除する』(小学館)

※著者50音順、敬称略
画像とは、並びが変わっております(´・ω・)

 今回の3冊に共通しているのが、「千日回峰行」。
千日回峰行の詳細は他に譲りますが、過酷な行を満行された方に関連した書籍のチョイスになりました。

 ①穐田 ミカ(あきた みか) 著『そうだ!元気をもらいに、山の阿闍梨さまに会いに行こう。』(PHP研究所)

 著者はヘアスタイリストで一般人目線からの、比叡山参詣の体験談を軸につづられています。
ちなみに、本書での「山の阿闍梨さま」とは、上原行照(うえはら ぎょうしょう)大阿闍梨のことで、上原師が一般信徒に向ける温かい面や、作務を『山で遊んでるんですよ』とおっしゃる闊達な面、著者に寄せられた「目からウロコ」なアドバイスなどのエピソードがちりばめられている一冊です。

②塩沼 亮潤(しおぬま りょうじゅん) 著『人生生涯小僧のこころ』(致知出版社)

 著者は①・③とは、違う宗派・土地で千日回峰行を満行された、塩沼亮潤 師の一冊です。
塩沼師は著書やメディアでの発信も多いので、お名前やお顔をご覧になったこともある方もいらっしゃるかもしれません。
 本書のタイトルは、千日回峰行最終日の前夜にしたためた色紙と関連しており、『初心を忘れず』と言うとやや陳腐の感は否めないのですが、それでも、「一生、下積みのつもりでやっていく」という強いメッセージながらも、控えめな打ち出しで表明しています。
 手記からの引用なども交えながら、過酷な行に臨む人間離れした面と、「苦手な人は、千日回峰行を終えてもなお、苦手だった」といった人間らしい面それぞれに、驚嘆したり・「ああ、やはり高僧のかたも人間だよねー」などと一気に読了しました。

③光永圓道(みつなが えんどう) 著『比叡山大阿闍梨 心を掃除する』(小学館)

 著者は1975年生と、自分とわりかし齢が近いこともあって、親近感もあり手に取った一冊です。
お寺の仕事のなかでも掃除は中心的な『タスク』でもあると同時に『行』でもあるということで、お坊さんの視点からの「掃除」を紐解くのによい一冊ではないでしょうか。
 また、一般人にも実践しやすいヒントとして、
・新しいもの、便利な道具も活用しながらおこなう
・頑張っても気持ちやヤル気が整わないときは、形や姿勢を先に調える
といった部分にも触れているのが、若い著者ならではの特徴かもしれません。

所感、まとめ

 以上、直近で読んだ3冊の本についてざっくりと書いてみました。
千日回峰行は『修行』の一環ですので、そこには
・祈禱を込める『心』
・ハードな行程を乗り切るための『効率化』や『準備の重要性』
・効率と丁寧さを両立させる『実践的な知恵』
・「やる」ではなく「させていただく」という『姿勢』
このあたりが、3書に共通しているように感じられました。

 これらは、私のような凡夫が計り知れない境地ではあるものの、日用の務めに適用できるところも1つや2つくらいはあればいいなぁ(´ー`)と思った次第です。

 ここまで、みまた駅前鍼灸院から下村がお送りしました。

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