春はあけぼの。ガムはフラボノ。
みまた駅前鍼灸院、下村でございます。
ことわざにもあるように、「早起き」はメリットが多いイメージをお持ちの方は多いのではないでしょうか。今回は東洋医学の視点から観た、「就寝時間と起床時間」について書いてみます。
季節で「就寝時間」と「起床時間」を変えるのが吉
東洋医学(はりきゅう、漢方)の古典では、季節ごとにオススメの「就寝時間」と「起床時間」があります。
なかでも、とくに特徴的/対照的なのが、『冬と夏のコントラスト』です。
それぞれに、東洋医学的な裏付けがあるわけですが、まず、比較として「冬のオススメ」を見てみましょう。
冬:早寝遅起き
資源などの面から観ても、
・暖房、照明の節約
・夜にできる仕事や娯楽が少ない
といった事情から、ランプやストーブの普及以前の江戸時代などは庶民は早く寝る。冬はさらに拍車がかかる。という事情だったようです。
これが東洋医学の観点からは、
・冬は他の動物と同じように、体力温存するのが理にかなっている
・冬の体力消耗による、『先天的エネルギー』の消耗を避けたい
といった意味で語られます。
冬:体力温存
これは、『自然界と人体のシンクロ』から説明されています。
四季は、『生』『長』『収』『蔵』の4つの動きに分けて観ることができて、人体もこの4つの動きに連動しているという、自然観/人体観になっています。
ちなみに4つの動きをそれぞれ観てみますと・・・
『生』:植物の芽が出たり、動物が起き出す、春の動き。
『長』:青葉が勢いよく茂るなど、世の中が活発になる、夏の動き。
『収』:動物が冬眠の準備をするなど、エネルギーが『内向き』になり始める、秋の動き。
『蔵』:秋までにたくわえたエネルギーをやりくりして、エネルギーを『ゲットするよりもロストしない』、冬の動き。
そうして、ヒトの生活様式も、エネルギーロスを最小限におさえるために早寝遅起きが推奨されます。
『先天的エネルギー』の消耗を回避せよ
また、冬の体力消耗は『貯金の切り崩し』のようなものなので、なるべく少ないほうが良いことになります。
これに反して、冬の頑張りすぎは他の季節よりも。エネルギーロスが多いと観ています。
こうしたエネルギーロスは、ある程度は食事や睡眠で補給できるとはいえ、それでもカバーしきれないと、『先天的なエネルギー』を消耗する。
(泌尿器や生殖器のトラブル、頭髪トラブル、妊活のさまたげetc・・・)
と説明されています。
冬に少しくらい夜更かししたからといって、『すぐに老ける』という極端な話ではありませんが、『長い目でみれば、なるべく避けたいNG』ということになります。
こうした話は、『先天的エネルギー』と関係が深い、『腎』の臓との関係が深いので、またいずれ別の機会に・・・
夏:遅寝早起き
一方、夏は遅寝早起きが推奨です。
すこし、補足をまじえて見てみましょう。
遅寝≠夜ふかし
ここで語られる、『遅寝』とは、
『夜ふかししなさい』という意味ではありません。
すこし補足して書くならば、
『無理に早寝を意識しても寝苦しいときもある季節なので、自然な眠気が来るまで慌てずのんびり過ごしましょう』
という具合に読んでいただきたいと思います。
早起き:心(≒心臓)に負担なく活動できる
かたや、『夏の早起き』の効果としては、
「昼の酷暑の中でおこなうのはハードだけど、涼しい時間帯ならそこそこ動いても、心臓に負担が少ない」という読み方ができます。
夏はカラダも活発に働いて、多少のハードワークなら『発散』できる季節です。
とはいえ、この暑さと活動でヒートアップの『ダブルの熱』が強すぎると、東洋医学の観点からは『心臓の負担』となることがあります。
こうした熱は、ある程度は夏野菜や果物を『薬膳的』な食べ方をするなどして対応はできるのですが、安全策/予防策として、
「夏に身体を動かすようなアクティビティは、涼しい朝のうちが吉」というお話しになります。
まとめ
今回は、『夏は遅寝早起きが吉』というお話でございました。
いずれ、私自身の『朝活記録』などとともに続編をお送りできればと存じますので、お付き合いいただければ嬉しいです。
以上、みまた駅前鍼灸院から下村がお送りしました。


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