東洋医学の思考法 ①エネルギー
『何をやってるのかわかりにくい(?_?)』『どういう基準でやってるの?』というお声をいただくことも多い、鍼灸治療。その疑問に日本の伝統的な鍼灸の考え方からお答えいたします。
今回は、『エネルギー』という視点から、概論として、『気』『血』『水』のお話しです。お付き合いのほどよろしくお願いいたします。
1⃣ エネルギーから紐解く東洋医学の身体観

東洋医学の身体観では、
・気
・血
・水
の3つのエネルギーグループに分けてカラダを観る方法があります。
『気』のはたらきとして、呼吸のコントロールや、粘膜面や皮膚表面のバリア機能などを指します。
『血』のはたらきとして、筋肉などの栄養源/燃料としてはたらくほか、カラダを温めるといった機能を指します。
『水』のはたらきとして、汗や涙、消化液のほか関節の滑液(潤滑油のようなもの)など、カラダを潤してスムーズにする機能を指します。
そうして、これらのエネルギーグループは連動することで、さらに性能が高まります。
また、イラストの外周の五角形は、「自然界と人体のシンクロ」を指す『五行説』という学説に基づいています。五行説は、また別の記事でお送りいたします。
2⃣ エネルギー ~自動車のたとえ~

人体のたとえとして自動車を観てみると、『エネルギーのグループ』分けはこのようになります。
・ガソリン系:燃料タンク、エンジン、etc
・電気系:バッテリー、メーター、ライト、オーディオetc
・空気系:吸気系、排気系、エアコンetc
そうして、複数のグループが連動しています。
3⃣エネルギーバランスの改善 ~自動車の例~

自動車の場合は、各エネルギーグループをケアすることで改善します。
・ガソリン系のトラブル
↓
給油
ガソリンの通り道の整備 etc
・電気系のトラブル
↓
充電
バッテリー交換 etc
・空気系のトラブル
↓
マフラーやフィルターのケア etc
4⃣ エネルギーバランスの改善 ~東洋医学のアプローチ~
東洋医学にも『どこの不調?』といった発想はあります。これはこれで、けっして軽んじているわけではないのです。
ですが、それ以上に重視しているのは、『不調が出てくるまでには、何らかの過不足がカラダに在るはずだ』→『それ(過不足)がどこで起きているか、突き止める必要がある』→『何が足りてなくて、何が余分なのか?』または『どこが弱って、どこにその“シワ寄せ”が来ているのか?』・・・
と、川を遡るようにして、『この不調はどこから?』と考えるのが、東洋医学の思考法になっています。
これが、肩こりや腰痛に対して、『手首の脈を診』たり・『舌を診』たり・『飲食やお通じを問診し』たりする根拠となっております。
そうして、これらの一連の問いの中心に在るのが、今回の記事の冒頭に触れました、『気』『血』『水』のエネルギーグループのお話しとなります。
まとめ
今回、『東洋医学の思考法』の入り口として、『気・血・水』というエネルギーグループが在る。という、お話しを書かせていただきました。
これらは、年齢・性別・季節・労働環境などのほか、そしてなによりも『体質』によって、さまざまな変調が存在します。
今後の記事で、それらを解説していきますのでお付き合いのほどよろしくお願いいたします。
ここまで、お読みいただきありがとうございました。
みまた駅前鍼灸院から下村がお送りしました。
