今年も研修会はじまりました

研修会 第30期1月 お知らせ
研修会 第30期1月
研修会 第30期1月
研修会 第30期1月

 

 経絡治療学会 鹿児島部会 第30期1月研修会が国分パークプラザにて開催されました。
 
 学問的には古典書物に軸足を置いているわけですが、『この学びをどうやって現代に活かすか?』という実用にあたってはこうした研修会への出席は必須だと体感しています。

 『伝統鍼灸だから、古典書物を読むだけでいい』とはならず、『歴史を引き継ぎながら、常に検討し続けてこそ真の伝統』と言える。(と言っては、やや面映ゆい気もしますが(;^_^A)


 この研修会は例年、9月から翌6月まで開催され、さまざまキャリアの人たちが集って『学』と『術』を両輪として磨くべく、教え/教えられ、研鑽中でございます。

 今回も、午前は学科、午後は実習と充実した学びとなりました。南国らしからぬ寒さのなか、3県から学生さんや、新卒の皆さん、ベテラン勢が一堂に会して勉強しました。

 また、コロナ禍の際にはリモートで勉強を続けてきたことも思い出され、モニター越しでは伝わらない空気感も含めて、この会の必要性を再確認している今日この頃です。

 (日本の)鍼灸師の世界では、『卒後研修』にあたる公的な制度がありませんので、『ペーパードライバー』状態で世の中に放り出されることも決して珍しいことではないので、スキルアップが困難な例もあります。

 また、国によっては、『○○年で、△△単位の講義/実技をクリアして、更新手続きを申し込む』という「免許更新制」を定めている場合もありますが、日本は『じゃないほう』になります。

 いきおい、日本の鍼灸師は独学で学問をやるなり、トレーニングを積む必要が有るわけですが、まぁ、よっぽど頭の良い人か・メンタルの強い人でもない限りは難しい事情があります。(無理、とは言えないでしょうが・・・)

 そうして、なにより独学の弱点として『アウトプットが弱くなりがち』ということがありまして、それがために、学んだ内容を他の人たちと照会、確認、比較、討論する機会が持ちにくいのです。

 また、他の方のプレゼンテーションを聴くことで『そういう読み方もできるよね』といった学びがありますし、『正誤の問題』というよりかは『読み手の視点の違い』を提供してもらう場としても貴重です。

 そうして、かれこれ10年ほどは毎年、なにかしらの教科の講義を担当させていただいてまして、
『プレゼンテーションしてる自分が一番、勉強させてもらってるなぁ』
と毎度のこと痛感しております。

 とはいえ、新卒で研修会に入った時は古文の訓読記号もわからないありさまで、素読の途中で「迷子」になったことも数知れず・・・(;^_^A

 そうした中で、先輩方からは『わからなければ何度でも訊いてくれ』と声を掛けていただき、実習でも『とりあえず、やってごらんよ』と自動車教習所よろしく見守っていただきながら、こんにちまでやってきた。という経緯があります。

 そうして先輩方が個々の研究のほうにシフトしてからは、会のなかで自分が古株の部類になりまして、先輩方に指導を受けた恩を直接お返しする機会はそうそう無いのですが、今はその流れを若い人たちに伝えていければ、先輩方も喜んでくださるかなぁ。と自分では思っています。


 以上、活動報告をきっかけに近頃の所感など書いてみました。
『ふーん、鍼灸師の勉強法ってこんなカンジなんだー』と観ていただければ幸いでございます。

 みまた駅前鍼灸院から下村がお送りしました。

タイトルとURLをコピーしました